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都人の学問と研究

学問と研究 哲学・仏教

頭塔(ずとう) 奈良県

頭塔(ずとう)は、奈良市高畑町にある土製の塔。1922年(大正11年)、国の史跡に指定。1辺30m、高さ10m、7段の階段ピラミッド状の構造をしている。奈良時代の建造で、東西南北の各面に石仏を配置する。
    『東大寺要録』の記録では、奈良時代の僧、実忠によって造営されたという。そこでは「土塔」(どとう)と表記されている。一方で、平安時代の『七大寺巡礼私記』以来の、玄昉の首塚である、という伝承もある。「どとう」が転訛して「ずとう」と称されるようになり、玄昉首塚説との関連で、「頭塔」という漢字が当てられたものと考えられる。
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