忍者ブログ

都人の学問と研究

学問と研究 哲学・仏教

京都市西京区にある「善峯寺」

京都市西京区にある「善峯寺」。西山。西国三十三所二十番。
善峯寺は、平安中期の長元2年(1029年)に「源算上人」によって建てれられた天台宗の寺院。
西国三十三所二十番「善峯寺」へ 京都市西京区
善峯寺は、京都府京都市西京区大原野に位置する天台宗の寺院であり、西国三十三所観音霊場の第二十番札所としても知られる古刹である。創建は長元二年(1029年)、平安時代中期に源算上人によって開かれた。比叡山延暦寺の高僧であった源算は、法華経の教えを広めるべく、この山中に草庵を結んだことにより、善峯寺の歴史が始まったとされる。 善峯寺は古来より「厄除け観音」として広く信仰を集めており、皇族や貴族、武家から庶民に至るまで多くの参詣者を迎えてきた。特に後冷泉天皇や後朱雀天皇からの信仰は篤く、幾度もの火災や戦乱を乗り越えながら、長い歴史を今日まで伝えている。境内は京都市街の西端、標高500メートルの善峯山の中腹に広がり、その立地から「京都の西の高野」とも称されてきた。 善峯寺の大きな特徴のひとつは、自然と一体となった壮大な境内の美しさにある。東には京都盆地を一望する絶景が広がり、春には桜、初夏にはアジサイ、秋には紅葉、冬には雪景色と、四季折々の美しさが訪れる者を魅了する。特に初夏のアジサイは「関西花の寺二十五ヶ所」のひとつに数えられるほどで、山肌を埋め尽くすように咲き誇る光景は圧巻である。
PR